相続税の土地評価で間違えやすいポイントをまとめました

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税理士 石橋將年(いしばしまさとし)

中央区日本橋で、相続税の申告を行っている、税理士の石橋です。

最近、知り合いの税理士先生や、確定申告をご依頼頂いているお客様から、相続税の土地の計算方法について聞かれることが良くあります。
相続財産の中でも土地の占める割合は多いですし、少しでも安くなるなら、それに越したことはありませんから。

ですが、土地評価(相続税の土地の金額を計算することを土地評価といいます)は難しいと言われます。
なぜでしょうか?

それは、法律(正確には通達になりますが)に書いていないことが多すぎるんですね。
情報(税務署が出している指針のようなもの)、判例、裁決・・・。その他色々な状況を考えて評価するので、絶対的な正解がないんですね。

次の図をご覧ください。

 

考え方.png

法律や通達には、色々な解釈(考え方)があります。
そして、大切なのは、これらの解釈には幅(はば)がある、ということなんです。

税理士は、この枠内(法律の枠の中)で仕事をしなければなりません。
(枠から外れますと、脱税をしていることになります)

ですが、考え方が複数あったら、そのなかで、できるだけ納税者(お客様)にとって有利な選択をするべきだと思うんですね。

土地評価は、まさに、その最たる例です。
先程の法律、通達、情報、判例、裁決といったものを組み合わせて評価すると、一つの土地でも数百~数千パターンくらいの評価になるかもしれません。
「税理士10人が土地評価をしたら、10通りの答えがでる」
と言われるゆえんです。

その法律の枠組みのなかで、できるだけお客様にとって有利な計算をする。
そのためには、枠がどこまで広いのかを知る必要があります。
そのためには、膨大な勉強量と実務経験が必要です。
それが今の税理士、それも若い税理士に求められているのだと思います。

土地評価について、できるだけお間違えのないよう、土地評価のポイントをまとめました。
少しでも皆様のお役に立てればと思います。

 

土地評価の基本的な考え方

土地評価とは、「相続税を計算するために土地の金額を計算する」ことです。
こちらの記事に、土地評価の基本的な考え方をまとめてあります。
まずは基本を抑えて頂ければと思います。

間違えやすい相続税の土地評価(1)「土地評価とは何か?」

間違えやすい相続税の土地評価(2)「評価単位とは何か?」

間違えやすい相続税の土地評価(3)「土地を評価する際の面積は?」

 

応用編(少し難しい具体例)

土地評価は、仕組み自体は簡単なんですが、特例、特例、また特例といったように、知らないと損することばかり続きます。
次の記事で、具体例をまじえてご説明しています。

間違えやすい相続税の土地評価(4)「不整形地の4つの方法を検討していますか?」

間違えやすい相続税の土地評価(5)「二つの容積率について考える」

間違えやすい相続税の土地評価(6)「私道の評価、どうしていますか?」

間違えやすい相続税の土地評価(7)「セットバックと都市計画道路を勘違い?」

 

倍率方式でもミスの可能性あり

「倍率方式は簡単だ」とおっしゃる税理士先生がいらっしゃいます。
ですが、簡単なものほど難しい。これは古来からの真理です。

こちらの記事に、倍率方式で間違えやすい事例をまとめております。

間違えやすい相続税の土地評価(8)「倍率方式でミスしやすい点」

 

相続財産で土地が多い方は、土地評価を正しく行いませんと、多くの相続税を払うことになってしまいます。
是非、お気をつけ頂きたいと思います。

※本記事に関するご質問には、お応えしておりません。予めご了承ください。