相続税のお手続きについてまとめました

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税理士 石橋將年(いしばしまさとし)

相続税の研鑽やお手続きは難しいです。なぜ難しいのでしょうか?
それは、「相続のお手続き」と「税金の計算」が一緒になっているからなんですね。

ですが、全体の流れをおさえれば、ある程度はご自分でできることもあります。
順を追ってご説明していきましょう。

まずは相続税がかかるか、確認してみましょう

相続がおきたら、早めに相続税がかかるか、かからないか、簡単に確認してみましょう。
といいますのも、もし相続税がかかる場合は、相続がおきてから10ヶ月以内に、相続税を計算して相続税を納めなければならないからです。

では、どうやって相続税がかかるか、かからないかを確認すればよいのでしょう?
これは次の記事で解説しています。

「どのような人に相続税がかかるのか」

こちらの記事を参考にして、相続税がかかるか、かからないか、早めに確認してみてください。
そして、相続税がかかりそうであれば、早めに税理士に相談することをお勧めします。
(期限に遅れたら罰金がかかってしまうからです)

財産目録を作ってみましょう

相続税がかかる方はもちろんのこと、かからない方も、財産目録を作ってみることをお勧めします。
財産目録とは、簡単に言いますと、財産一覧表に金額を入れたものです。
この財産目録で、財産の数、種類、価値を確認して、遺産分割の参考にするのです。
次の記事で解説しています。

「相続の手続きで気をつけること(まず財産目録を作る)」

 

遺産分割協議書を作ってみましょう

遺産分割協議書とは、「どの財産」を「誰がもらうか」をまとめた書類です。
この書類がないと、原則として、銀行預金の名義変更や、不動産の名義変更をすることができません。
ですから、きちんと遺産分割協議書を作りましょう。

なお、相続税がかかる方は、税理士が遺産分割協議書を作るでしょうから、そちらにお任せすればよいと思います。

相続税がかからない方は、原則として、ご自分で作ることになりますが、専門家にお願いするというのも一つの方法です。
特に不動産をお持ちの方は、不動産登記(不動産の名義変更)を司法書士にお願いするでしょうから、司法書士に作ってもらったほうがラクといえます。

遺産分割協議書の作り方は、次のページで解説しています。

「相続の手続きで気をつけること(つぎに遺産分割協議書を作る)」

相続税はどうやって計算すればよいのか?

相続税の計算はとても難しいと思います。
なぜ難しいのか?を考えてみました。

  • 法定相続分を計算する必要がある
    大昔の戸籍を集めたり読んだりしなければならない
  • 財産の金額
    特に土地の金額を計算するのが難しい
  • 資料を揃える
    色々な資料を順番通りに揃えて税務署に出さなければならない

これ以外にも色々な理由が挙げられます。
ですが、一番の問題は、一般の方や、相続に詳しくない税理士が相続税を計算すると、相続税が高くなってしまうということなんですね。

ですから、相続税の計算は、相続税に詳しい税理士にお願いした方が、税理士への費用を考えても、結果的に安くなるでしょう。
相続税を計算する際の注意点は、次の記事を参考にしてみてください。

「相続の手続きで気をつけること(そして相続税を計算する)」

また、「私は税理士に頼まず、頑張って自分で計算してみる」という方は、こちらの「国税庁の相続特集ページ」が参考になります。
ですが、お役所が作ったページですし、相続人が複数いる場合は、法定相続分の計算からつまづいてしまうでしょう。
やはり、税理士に依頼した方が良いと思いますが・・・

相続税をきちんと払えるか確認してみましょう

相続税の大体の額がわかりました。
そうしたら、相続税がきちんと払えるか、確認してみましょう。

相続税はお金での一括払いが大原則です。

ほとんどの方は、相続したお金から相続税を払えるでしょう。
ですが、不動産を多く相続したがお金はほとんど相続しなかった、といった方は、相続税をお金で払えない場合もあるでしょう。
その場合は、延納(お金での分割払い)や、物納(土地といった財産現物で払う)といった方法を検討することになります。

相続税が払えるか、ご心配の方は次の記事をご覧ください。

「相続の手続きで気をつけること(最後に相続税を納付する)」

なお、当事務所では、数少ない物納を経験している税理士事務所です。
物納についてのご相談もお受けしております。

 

以上が、相続税のお手続きの流れになります。
相続税がかかる方、かかりそうな方は、早めに税理士にご相談することをお勧めしています。

※本記事に関するご質問には、お応えしておりません。予めご了承ください。